
葉酸って何なのか?知っていますか?

そもそも葉酸って何なのかよく分からないかも…

説明しますね。
目次
葉酸は水に溶けやすいビタミン
葉酸とは水溶性ビタミンB群の1つの栄養素です。主に植物の葉に多く含まれています。


つまり必要な分以外は尿に溶けて身体から出ていってしまうので
身体に溜め込むことはできないんです。
なので毎日摂取することが必要な栄養素なんですよ。
葉酸は野菜、藻類、肉類、卵、乳製品、豆など多くの食材に含まれているので
普段の食生活でも(偏った食事でなければ)
葉酸は摂取できていると思います。
しかし、妊娠中は特に葉酸が重要!
普段よりもさらに多く摂取することが望ましいとされています。
(通常の食品以外のサプリメントなどに含まれている葉酸を1日に+400μg)


妊娠時の必要量を摂取するにはサプリメントじゃないと難しいんですよ。
ただサプリメントはあくまで補助の役割なので、
妊娠に関わる時期(妊活中や産後も含め)は
バランスの良い食事を摂るようにして食生活を整えることが大切です。
厚生労働省は葉酸サプリで補うことを勧めているので、食事で補えない分はサプリメントも活用しましょう。
ではなぜ妊婦に葉酸は必要なのか説明します。
葉酸は貧血を予防してくれる
葉酸はビタミンB12と共に赤血球を造るのを助けるビタミンです。
つまり身体が血液を造るのを助けてくれるビタミン
貧血になりやすい妊婦にとって重要な栄養素なのです。
赤血球を造るということは貧血の予防になります。貧血になりやすい妊婦には重要な栄養素なんです。


だから普段より多くの血液が身体に必要になります。
また、出産前には出産時に出血してもお母さんの身体の貧血がひどくならないように、身体の血液量を多くしています。
血球が作られるのが追いついていないと、血液量だけが増えて血球数が少ないうすい血液になってしまい貧血になってしまいます。
出産前から貧血状態だと、お産でもし出血量が多くなると…
産後お母さんの身体の貧血がさらにひどくなり
赤ちゃんのお世話ができない程、しんどくてベッドから起き上がれなくなることや
ひどい場合は内服治療だけでなく鉄剤の注射や輸血が必要になることもあります。
なので妊娠中から貧血に注意して食生活を整えることが大切です。
葉酸には赤ちゃんが障害を抱えることを防ぐ(リスクを減らす)効果がある
葉酸は細胞分裂や成熟を促します。
つまり赤ちゃんがまだ小さく身体の形や色々な器官が出来ていく過程で葉酸をそれを助けてくれるのです。
妊婦が葉酸を十分に摂取することで
お腹の赤ちゃんが産まれつきの異常(先天性異常)である神経管閉鎖障害のリスクを減らすことができる。


神経管は板状のものの両端がくっついて、管状の脊髄になりますが、
それがうまくいかず生まれつき障害を抱えてしまう病気です。
無脳症になり生命の維持が難しく流産となってしまったり…
二分脊椎となり身体を動かすことが難しかったり、うまく成長できず手術が必要になったり、
排尿障害や排便の障害があったり、脳の障害があるなど症状は様々です。
葉酸が不足していることが全ての原因ではないので、葉酸を摂取したことで完全に防ぐことは難しいですが、
葉酸を摂取することで神経管閉鎖障害のリスクを減らすことができます。
葉酸はお腹の赤ちゃんが成長するために重要な栄養成分なのです。
葉酸は妊娠する前(妊活中)から意識して摂るようにする
神経管閉鎖障害の予防のために葉酸を摂取するときは、
お腹の赤ちゃんの細胞がつくられる妊娠初期に身体の葉酸濃度が高いことが重要です。
お腹の赤ちゃんの神経管は妊娠初期からつくられます。
妊娠していることに気づく頃は早くでもすでに妊娠5~6週で
先天異常は妊娠7週までに起こります。
この頃に身体の葉酸の濃度を高くしておくには妊娠前から葉酸を摂取しておく必要があります。
妊娠を望む人は、妊娠を希望する1カ月前以前から摂取するようにしましょう。
今回は葉酸についてお話させて頂きました。
また葉酸を多く含む食材やその食材を使ったレシピなども記事にしたいなと思っています。
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